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エコミュージアムジャパンビレッジ

Last Updated: 478 days ago
日本

私たちは、東京都の飲料水確保に重要な森林がある山梨県小菅村のエコミュージアム日本村で、生物文化多様性の保全を学ぶプロジェクト「植物と人のミュージアム」を実践してきました。このプロジェクトは、生物文化多様性の保全による地方創生のモデルを提案するものです。私たちは村人たちとともに、キビや野菜の在来品種の保存と復活を推進している。このコンセプトは、日本とユーラシア大陸の優れた農民の伝統的知識体系に関する研究によって理論的に裏付けられている。彼らはその優れた経験や固有の知識を生き生きと語ってくれた。

 

文化と生物多様性   

生物多様性:

およそ350万年以来、生物多様性は地球上の生物進化を通じてより豊かになってきたが、この長い歴史は山あり谷ありの過程であった。地球上の生物多様性は、これまで5度にわたって大災害に襲われてきた。今日、6回目の深刻な大災害は、私たちにとって最も重要な環境問題である。なぜなら、それは明らかに人類とその現代文明が引き起こしたものであり、自然のプロセスによるものではないからである。生物多様性は、農業生態系における生物群集、生物種、個体、遺伝子といった非常に複雑な関係から構成されている。

 

生物文化の多様性:

近年、農耕の始まり(1万BP)以来、人類が農耕地で営んできた歴史と生物との関わりによって、文化的進化に関与してきた生物多様性が促進されてきたとして、生物文化多様性という概念が提唱されている。この概念には、植物の多様性(遺伝的変異など)から、その利用、栽培、加工、調理、農業的機能、食卓マナーなどの技術に至るまで、「種から胃袋まで」という農業の基本複合体として、人類に関わるすべての生物(野生植物と家畜化された植物)を含むさまざまな伝統文化的事項が含まれる。

 

人々のための生物文化多様性:

植物の生物多様性の保全は、生態系から遺伝子に至る生物学的な問題だけでなく、文化的な問題も含んでいる。さらに、生物文化的多様性の文字や視覚的な情報を保存する一方で、環境学習の基礎となる農地や農村で暮らしてきた誇り高き村人たちの伝統的な知識を保存しなければならない。生物文化多様性の土着的な伝統知識は、誰もが学ぶ必要がある。日本では水田耕作が基本であるが、山村の高地では野草を利用し、粟、麦、大麦などを栽培してきた。

 

連絡先 エコミュージアムジャパンビレッジ






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